【バイク保険】原付二種の強い味方 ファミリーバイク特約のススメ

#当ページのリンクには広告が含まれています。

バイク保険について調べている中で「ファミリーバイク特約」という名称を目にしたことはありませんか?

実はこれ、原付二種に乗っている人にとってはかなりお得な保険なんです。

原付二種に乗っている人には是非検討して欲しいので、メリットやデメリットについてまとめました。

※JA共済では「家族原動機付自転車賠償損害特約」という名称になっていますが、中身は同じです。

 

バイク保険の必要性についてはコチラを参照してね。

19:バイクに任意保険は必須!一括比較で賢く入ろう

バイクに乗る以上、任意保険には必ず入りましょう。世の中に対する義務です。 任意保険に入っていない人に公道を走る資格はありません。 お金が無いから保険に入れないとか言う人は今すぐバイクを降りてください。 ...

続きを見る

ファミリーバイク特約とは

ファミリーバイク特約はバイク保険の一種ですが、「特約」の名称が示すように、自動車保険・バイク保険に付帯するオプションになります。

特約・・・主契約に対して付加するオプション契約のこと

 

対象となるバイク

ファミリーバイク特約の補償対象となるのは、「125cc以下のバイク」となります。

いわゆる原付二種(125cc以下)と原付一種(50cc)ですね。以降、便宜的に「原付」と表記します。

しかも台数は1台だけではなく、家庭で保有している原付がすべて対象となります。

また、保有している原付だけでなく、他人が保有している原付を一時的に借りて乗った場合でも補償の対象となります。

 

補償の範囲

一般的に自損事故と人身傷害補償の2タイプがあります。

対人(無制限)、対物、人身傷害は自賠責保険ではカバーできません。

ただし、搭乗者傷害と車両保険(自分の原付)は付帯することができません

自損事故タイプ 人身障害補償タイプ
対人賠償 他人のケガを補償 他人のケガを補償
対物賠償 他人の財産を補償 他人の財産を補償
自損事故 自分のケガについて、単独事故のみ補償 自分のケガについて、人身傷害補償から支払い
相手のある事故 自分のケガについて、特約では補償されない 自分のケガについて、人身傷害補償から支払い
搭乗者傷害 補償なし 補償なし
車両保険 付帯できない 付帯できない

 

ファミリーバイク特約のメリット

ファミリーバイク特約のメリットをまとめます。

保険料が安い

安いです

保険会社にもよりますが、自損事故タイプなら概ね年額8,000~9,000円で加入できます。月1000円以下です。

一般的なバイクの任意保険と比較するとかなり割安です。

特に20代前半だと125cc以下でも年額4~5万円くらい平気でするので、若年層ほどメリットが大きくなります

 

保険料が年齢に左右されない

あくまで特約なので、原付の運転をする人の年齢に保険料が左右されません

保険料が高い若年層にとっては大きなメリットとなります。

年齢に依存するのは本体の自動車保険・バイク保険です。

 

補償対象となる車両の範囲が広い

通常、1台の車両に対しての1つの保険契約が必要となります。

しかし、ファミリーバイク特約では家族で複数台の原付を保有している場合は1つの特約ですべて補償対象とすることができます。

また、原付を借りて乗った場合でも補償の対象とすることができます。

 

補償対象となる運転者の範囲が広い

自身だけでなく、配偶者、同居の親族、果ては別居の子供(独身)まで補償対象とすることが可能です。

運転者の年齢も関係ありません。

 

ファミリーバイク特約のデメリット

一方でデメリットもあるので、しっかり理解した上で検討しましょう。

特約だけ利用することはできない

あくまで特約(オプション)ですので、ファミリーバイク特約だけを契約することはできません

 

車両保険が無い

ファミリーバイク特約は対人、対物補償が基本なので車両保険がありません

事故の際に自分が乗っていた原付の破損については補償対象外です。

原付二種とは言えPCXやハンターカブなんかは新車で乗り出し40万とか50万とかしてきます。

バイク本体の補償をつけたいと考える場合は、個別にバイク保険に加入し車両保険を付帯することを検討しましょう。

 

ロードサービスが付帯しない

一般的にバイク保険に付帯するロードサービスは付帯しません

遠方へツーリングするときなど、ロードサービスが無いと不安という方はJAF会員になっておきましょう(後述)

 

等級制度が無いので毎年金額が変わらない

主契約の自動車保険・バイク保険は年々等級が上がっていくことで保険料が下がっていきますが、ファミリーバイク特約は等級制度の対象外なので毎年金額が変わりません

 

メリット・デメリットまとめ

ファミリーバイク特約のメリットとデメリットをまとめるとこんな感じです。

メリット デメリット
保険料が安い 特約だけ利用することはできない
保険料が年齢に左右されない 車両保険が無い
補償対象となる車両の範囲が広い ロードサービスが付帯しない
補償対象となる運転者の範囲が広い 毎年金額が変わらない

 

参考までに、バイク保険との比較表も載せておきます。金額はわかりやすいように記載した目安です。

項目 バイク保険(任意保険)
125cc以下
ファミリーバイク特約
対人賠償 無制限 無制限
対物賠償 2000万円 2000万円
自損事故 1500万円 1500万円
無保険車傷害 1500万円 1500万円
搭乗者傷害 200~500万円 補償なし
人身傷害補償 1000万円(※任意設定) 1000万円(※任意設定)
車両保険 車両価格による(※任意設定) 付帯できない
保険料(年額) 2~7万円(年齢に大きく依存) 8000円(自損事故タイプ)
2万円(人身傷害補償タイプ)



ファミリーバイク特約がオススメな人

以上を踏まえて、ファミリーバイク特約がオススメなのはこんな人たちです。

  • 原付(二種、一種)に乗っている
  • 保険料が割高な20代
  • 家族で自動車保険、バイク保険に入っている人がいる
    (本人が独身なら同居でなくても可)
  • 自身の傷害は他の保険でカバーしている
  • 車両保険は無くても割り切れる

 

イメージとしては学生さんとか若手サラリーマンとかですかね。

ファミリーバイク特約はかなり特殊な任意保険ですが、条件がハマればかなりお得ですよ。

 

ファミリーバイク特約の入り方

ここまで見てきたように、ファミリーバイク特約は主契約である自動車保険・バイク保険のオプションとなります。

ファミリーバイク特約は自動で付帯するものではないので、契約中の保険会社にファミリーバイク特約を付けたい旨を連絡しましょう。

 

特約をつけられるタイミングは比較的自由で、後から追加することが可能です。

いつから特約を追加できるのか、追加保険料はいくらなのか、加入中の保険会社に問い合わせてみるといいでしょう

 

ロードサービスはJAFでカバー

ロードサービスについてはJAF会員になることでカバーできます。

家族会員でも良いので、JAF会員かどうか親御さんに相談してみてもいいでしょう。

JAFは自動車のイメージが強いと思いますが、実はバイクのトラブルにも対応してくれます。

  • バッテリー上がり
  • パンク対応
  • ガス欠対応
  • 故障車けん引

これらの充実のロードサービスが全て24時間365⽇、何度でも、無料で対応してもらえます。

更に身近なお店(全国約39,000の会員優待施設)でJAF会員割引や優待が受けられるので、年会費は軽くペイできます。

ファミリーバイク特約とJAFのロードサービスで原付ツーリングライフを満喫しましょう!

JAF会員について詳しく見る


 

-バイク
-, ,