わたしが初めてキャンプツーリングをしたのは、2017年8月のことでした。
夏休みを利用してクロスカブで一泊二日で能登半島を一周しようと計画していたのですが、ハイシーズンのため宿代が思ったより高かったこともあって、キャンプ場で一泊するかと考えたのがきっかけです。
とは言え、最低限の道具を格安品で揃えても民宿一泊以上くらいの金額にはなりました。
しかしながらこれをきっかけにキャンプツーリングの楽しみに目覚め、気が付けば5年が経過しています。
その間、いろいろなギア(道具)を試行錯誤して自分なりの最適解にたどり着いたので、その変遷を紹介したいと思います。

テント
何はともあれ、キャンプと言えばテントです。
最初はとにかく安くてコンパクトなものを探しました。
初代
BUNDOK(バンドック) ツーリング テント BDK-18
貧乏ライダーの定番、バンドック先生(誉め言葉)
安くてコンパクトで、ブランドにこだわりが無ければコスパ優秀です。
実際はこれの一つ前のモデルのBDK-17です。
当時は3800円で購入できましたが、最近はキャンプブームのせいか値上がりしていますね。
特に問題はありませんでしたが、前室の狭さはちょっと使いにくさがありました。
2回使用して、ステップアップのため買い替え。
2代目
これも定番。もうちょっとお金のある人はこの辺から。
初代より前室が広く天井も高いので扱いやすいテントでした。
これを使っていた頃が一番キャンツーに繰り出していました。
設営も簡単な方ですが、3代目のワンポールテントにはさすがに負けます。
5~6回ほど使用して買い替え。
3代目
再びのBUNDOK(バンドック)先生です。
設営が簡単なワンポールテントで安いものを探してたどり着きました。
自分のキャンプスタイルだとこれがベストな感じです。
テントの中にいるのは寝るときだけなので、コットが置けるだけの必要最低限。
同じ広さの前室に荷物を全部置けます。
ただし風通しがイマイチ。
4代目購入後もキープ中。
4代目
テントでは寝るだけということでたどり着いたのがこれ。
テントとコットが一体となったテントコットです。
荷物を減らせるかと思ったがそこまでは減らず。
これまでにない秘密基地感が最高です。
前室は狭めなのでちょっと工夫が必要。
タープ
基本的にタープは使わない派ですが、一応持っています。
キャンツーでは明るいうちはバイクに乗っているので、タープは必ずしも必要ではありません。
なので適当な安いもので可。
ちなみにメンズは地味な色を選びがちですが、明るい色を選んだ方が見た目が良いですよ。
これはもう売り切れ(販売終了)
シュラフ(寝袋)
季節に合わせて2つ必要です。
これは買い替えずにずっと同じのを使っています。
春~夏用
保温性能がそれほど必要ではないので、ぶっちゃけなんでもいいです。
秋~冬用
わたしは冬はキャンプしないので快適使用温度5℃、最低使用温度0℃のこの辺で十分。
化繊なのでダウンよりはかさばりますが、値段はお買い得です。
5年経って保温機能が落ちてきたのでクリーニングに出したら復活。
末永くお世話になりそうです。
マット/コット
一番試行錯誤したのがこれですね。寝心地は重要です。
初代
BUNDOK(バンドック) フォールディング マット 60×180cm
野性味あふれるそのまま敷くだけの激安マット。
寝起きは体が痛くなるのが特徴です。でも安いから仕方ないですね。
2代目
モンベル U.L. コンフォートシステム エアパッド ワイド 180
エアーマットです。
軽いしコンパクトだしフワフワだしキャンプツーリングに最高じゃね?と思い購入するも、残念ながら寝心地が合わず即売却。
3代目
寝心地を求めてでたどり着いたのがコットです。
マットとはやっぱり違います。寝心地を優先するならやっぱりコットが一番です。
DODのこれは幅が広めで生地がしっかりしており非常に快適で、2年以上使っていました。
しかしながら収納時のサイズ(横幅)が大きくシートバッグに入りきらないのがだんだんネックになってきました。
4代目
収納時のコンパクトさを目的に買い替え。
しかし目的は果たせたものの、上述のテントコットがやってきたため2度しか使用せず売却。
椅子
キャンプ場でまったりするための重要アイテムです。
初代
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ミニ チェアM-3900
とりあえず座れればいいやと買ったものの、残念ながらキャンプには適さず。
これで行けると思っていた当時の自分、なめてますね。
2代目
軽量折り畳みチェアのパイオニアであるヘリノックスのパチモン、いわゆるパチノックスです。
ファミリーキャンプも含め5年間愛用してきましたが、さすがに生地がへたって火の粉で穴も開いたりしたのでお別れを告げました。
天寿を全うということで、南無阿弥陀仏です。
3代目
これまでの経験を踏まえ、ちょっと低めのグラウンドチェアをチョイス。
酒飲んで焚火を眺めるまったりタイムに最高です。
お尻に根っこが生えて立ち上がりたくなくなるのが珠にキズ。
テーブル
調理や食事はもちろん、スマホやビールを置いたり、あると助かります。
初代
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミロールテーブル
定番中の定番、鹿番長の「アレ」
とりあえずこれ持っておけば通な感じが出ます。
2代目
初代は低すぎるなあと感じたので、高さのあるテーブルを買い増し。
調理をする際は役立ちましたが、しないようになってからはほとんど出番なし。
現在は主にファミキャンで活躍中。持っといて損は無いですよ。安いし。
3代目
ソト(SOTO) ポップアップソロテーブル フィールドホッパー
最強にコンパクトなテーブルです。ガシャっと脚が出るギミックも最高。
大きさも調理しないならこれで十分。シルバーと黒の2個持っていきます。
ライト/照明
初代
2個セットで2000円ほどの安物LEDランタン。
あくまでとりあえずでしかありませんでした。
白色のライトはキャンプ場には合いませんね。
2代目
暖かい光がもわーっと広がる雰囲気抜群のLEDランタン。
吊るして良し、置いて良し。これを2個使用します。
追加
ヘッドライト。ヘッドランプ。ヘッデン。
夜中にお花を摘みに行くときなど、あると便利です。
バーナー
調理用。もっとも、途中からしなくなったので主な役割やお湯を沸かすことになってしまっています。
初代
プリムス スーパーマイクロメッシュバーナーIII P-113(生産中止)
妻が山女時代に使用していたものを拝借。
コンパクトで火力も十分で、非常に重宝しました。
しかし4年ほど経って着火装置が動作しなくなったので買い替え。
2代目
CB缶用バーナーのド定番。
買い替えではなく、P-113が存命中に買い増し。
若干かさばりますが、使いやすいバーナーです。
最近はいろいろオプションも出ていますね。
3代目
P-113からの買い替え。妻からの誕生日プレゼント。
P-113から順当に進化しており、使い勝手良好です。
すっかりお気に入りのアイテムとなっており、ラーツーでも活躍中。
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クッカー
調理に必要なモノたち。
最初はいろいろやってましたが、だんだん面倒になって今はやらなくなりました。
コッヘル、シエラカップ、ちびパン、メスティン、その他諸々試しました。
で、結局今持っていくのはこれのみ。
コールマン パックアウェイ ソロクッカーセット 2000012957
中にOD缶とP-115を突っ込みます。
カトラリー(食器)
これは家にあるものを持っていけばよいです。
でも、非日常感、アウトドア感を味わうためにはわざわざ専用のものを用意すると捗ります。
焚き火台
キャンプの醍醐味と言えば焚き火。
焚き火のためにキャンプすると言っても過言ではありません。
熱にさらされるためか割と消耗が激しい道具たち。
初代
メッシュ焚き火台1号。
まだ進化途上で脚を分割できずかさばります。
が、このタイプの焚き火台はとにかくよく燃えます。
2代目
ソロストーブというやつに手を出してみました。
二次燃焼の炎が美しい魔性の一品。
しかしながら薪をチマチマ小さくするのが面倒になり数回使用して売却。
3代目
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) V型 スマートグリル
UCOのハート型のやつのパクリ品。
焚き火で調理してやろうかと思い購入も、あんまりうまくいかず。
でも焚き火専用で十分活躍します。
バイクに積むにはちょっと重いのでファミキャンに出てきます。
4代目
BUNDOK(バンドック) 焚火 スタンド ハンディ BD-480
また出てきたバンドック先生。
脚を2分割してコンパクトに収納できるようになったメッシュ焚き火台。
これ以上の形のものはないんじゃないでしょうか。焚き火するだけなら完成形。
交換用シートも売ってます。
その他
他にもいろいろ必要なので、適当に。
焚き火の着火にはコレが一番。
火おこしには団扇より火吹き棒が使いやすいです。
焚き火に慣れてきたらファイヤースターターを使った着火・火起こしに挑戦してみましょう。
うまくいくと超気持ちいいですよ!
薪割りに活躍。鉈の方がいいかもしれませんが、ナイフの方が用途の幅が広いので。
ペグ打ちは百均のゴムハンマーで十分です。静かなので高級ペグハンマーよりよっぽど良いと思います。
他にも細かいのを数えていくとキリが無いのでこの辺で。
もし今からキャンツーを始めるなら
さて、上記のとおりいろいろと試行錯誤(もしくは散財)してきたわたしが、もし今、一からキャンプツーリングを始めるとしたら何を買うか。
真剣に吟味した結果を紹介して終わりたいと思います。
なお、長く使えるものについてはしっかり投資するべきとの考えに至っています。
テント
ワンポールテント最高!
テンマクデザインのパンダテントです。バンドック先生の完全上位互換ですね。
タープ
不要。
シュラフ(寝袋)
キャンツーはいかにコンパクトに荷物をまとめるかが重要なので、秋冬用はよりコンパクトにできるダウンシュラフをチョイス。
春夏用は何でもいいです。
マット/コット
流れを無視していきなり登場しますが、インフレーターマットを選びます。
ファミキャンで使っていますが、寝心地が一番合います。
椅子
今使っているやつに満足しています。
テーブル
今使っているやつに満足しています。
ライト/照明
今使っているやつに満足しています。
バーナー
OD缶のロマンも捨てがたいですが、焚き火着火用のバーナーもCB缶1個で済ますためにコチラ。
クッカー
今使っているやつに満足しています。
カトラリー(食器)
今使っているやつに満足しています。
焚き火台
今使っているやつに満足しています。
まとめ
新しく手を出したいのはテント、シュラフ、マットだけですね。
それだけ理想のスタイルに近付いているということです。
いかがでしたでしょうか。
