バイク免許取得に向け、緊張の教習初日。技能教習はある意味初日が一番ハードルが高いかもしれません。
果たして何が待ち構えているのか?アラフォーのおじさんはどうやって試練を乗り越えるのか?
教習前の準備
事前に買っておいた方が良いものについては以下記事を参照。
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技能教習の際には、長袖、長ズボン、グローブ、ヘルメット、プロテクターの着用が義務付けられています。
技能教習が始まる前にプロテクター(ムネ、ヒジ、ヒザ)を身に付けておくように言われますが、最初は手間取るので早めに動きましょう。
プロテクターはだいたいよれよれでマジックテープもはがれやすくなっているものが多いので要注意です。
ヘルメットをレンタルする場合は、かぶる練習をしておきましょう。これも慣れるまでは意外と難しいものです。
特にメガネライダーは創意工夫が求められます。
メガネをかけたままかぶるのか、かぶってからメガネをかけるのか、性格が出ますね。
待機場所で待っていると指導員が来て、諸々の説明があります。その後、早速ヘルメットをかぶって教習の開始です。
初めてのバイクおさわり
いよいよ教習車とのご対面です。大抵はホンダのCB400-SFという400ccのネイキッドバイクをベースにしたもののになります。
わたしはそれまでバイクにまったく接点が無く、このとき初めてバイクに触ったわけですが、

と内心ビビりました。
バイク免許取ったらツーリングだ~と浮かれているおじさんの前に突如現れる、200kgの現実。
ビビりながらも、バイクの基本的な説明を受けます。
技能教習1時限目の課題
まずは、エンジンをかけずにバイクを動かす練習になります。
タイヤがついているとは言え、200kgの質量を動かすのはなかなか体力が要ります。
取り回し
バイクはサイドスタンドを立てた状態で止められているので、そこからサイドスタンドを外し、手でバイクを支えるところからスタートです。
そしてセンタースタンドをかけます。
これもテコの原理で力は要らないよなんて言われますが、そうは言っても200kgの質量だもの、力要りますよ。
ここでバランス崩して倒してしまう人もいるとかいないとか。
次はバイクを押して歩きます。え?歩くの?バイクなのに?なんで?
なんでって、必要な技術だからですよ。主に駐車場で使います。
8の字にえっちらおっちら押して歩きます。
自転車の感覚でいると重さに負けます。コツは車体をまっすぐに立てたままにキープしておくこと。
曲がる際にはどうしても多少傾きますが、油断すると重さに負けます。
引き起こし
倒れた(倒した)バイクを引き起こします。
これができないと転倒した時に復活できなくなるので必須の技術です。
ただ、これがコツをつかむまでめちゃめちゃしんどい。
力任せにやってもダメで、ヒザと腰をうまく使わないと200kgは起こせません。
まあわたしは教習中に何回も転倒しているうちに自然とマスターしましたけど。
みんな苦労する内容なので、Youtube等で解説動画がたくさんあるので、苦手な方は見てみるといいかもしれませんね。
ギヤチェンジと半クラ
いよいよバイクにまたがり、エンジンをかけます。エンジン音が心地よいですね。
ここまで20分くらいでしょうか。バイク教習は速いペースで進みます。
センタースタンドを立てた状態でギヤチェンジの練習です。
最初はN(ニュートラル)に入っているのを、左手のクラッチレバーを握って=クラッチを切って、左足でシフトレペダルを押し下げて1速(ロー)に入れます。
そこから2速(セカンド)、3速(サード)に入れる練習。Nに入れる練習。Nは妙な位置にあるので微妙に入れにくい。
続いて1速に入れて、半クラッチでギヤをつないでいく練習。
あー、1時間目はこれくらいで終わるのかーと思っていると、「じゃあ動かしてみましょうか」と言われて実際に走ることになりました。
心の準備ができていなかったんですけど、何のためにここにいるんだって話なので、恐る恐るやってみます。
ローギヤに入れて、半クラッチでつないで・・・おお、こいつ、動くぞ!(アムロ)
と、数メートル走ったところで早速こけました。
転倒するということが超久しぶりなのでちょっと呆然としていると、指導員が来て、「はい、起こして」の冷たい声。
ああそうか、そりゃ自分で起こすんだよな。と先ほどの練習の成果を試すことに。
1時限目終了
とまあこんな感じで、初めてバイクに触って、押して、起こして、ちょっと走って、転倒して、起こして、一通り経験し、所定の場所までバイクを押して戻したら終了です。
これまでにやったことが無い動き、普段使っていない筋肉を使うことになるので、短時間ですがどっと疲れました。
バイクのでかさや重さにビビったり、いきなり転倒してしまって焦りや恥ずかしさを覚えたり、最近無かった刺激でした。
でも、初めてバイクを走らせた(ソロソロとですが)ときの感動は今でも覚えています。
大変だったけど、楽しい。月並みですけど、たぶんみんな同じような感想を持つのではないかと思います。
あと、体力つけようとも。
↓バイク教習の苦労がよく伝わってきます。男性にもオススメ↓