2-5:初めての県境越えと、バイクの天敵の道路のアレ

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バイクが納車されて、2~3回プチツーリングに出てみたら、今度はさくっと隣の県に行ってみましょうか。

目安としては往復100kmってところです。

なぜ100kmかと言うと切りのいい数字だからです。

100kmツーリングの計画

100kmはけっこうな距離です。

車であっても多少気をつかうでしょう。

初めての距離に挑むときは、ある程度計画を立てておいた方がよいです。

自分自身のためでもありますが、家族を安心させるためというのが重要です。

 

とりあえず西へ向かうみたいな気ままなお出かけも悪くないですが、目的地を定めておかないとダラダラと乗っているだけになってしまいがちです。

いつものツーリングマップルを開いて、目的地を探してみて、どの道を通るかルートを考えてみましょう。

まだあまりバイクに慣れておらず自信が無いうちは、流れが速かったり交通量が多い道は避けた方が良いかもしれません。

からす
最初のうちはとにかく無事に行って帰ってくることが重要です。

 

また、1時間に何キロくらい走れるかという観点で、所要時間を考えておくとよいです。

道にもよりますが、休憩も含めて下道なら1時間に30~35kmくらいが目安でしょうか。

Google Mapsの所要時間よりは長めに見ておきましょう。

 

これで何時に出て何時に帰ってくるという予定が立てられますね。

特に所帯持ちの方は家族からまだまだ心配されているでしょうから、ちゃんと予定を伝えてその通りに帰ってくることで安心感と信頼を積み重ねていくことが重要です。

この積み重ねがあればこそ、100kmが200kmになり、500kmになり、1000kmになっていくわけです。

 

ちゃんと計画を立てるのは自分のためだけではありません。愛する家族のためです

わたしの初県境越え

わたしの場合、2016年11月20日(日)にクロスカブが納車され、翌週26日(土)に50kmほど走ってきました。

そしてその翌週、つまり納車から2週間後に隣県まで走っています。

 

目的地は富山県総合運動公園陸上競技場

金沢市内の自宅から約60kmの距離です。

なぜそんなとこにカブで行こうと思ったのか。

それはツエーゲン金沢(J2)と栃木SC(J3)のJ2・J3入替戦第2戦がそこで行なわれるからです。

ツエーゲン金沢のホームスタジアムは金沢市内の西部緑地公園陸上競技場なのですが、このときはこちらが工事中であったためお隣の富山県での開催となりました。

 

バイクから逸れるのでサッカー話は後述しますが、片道60kmというのは県境越えにはなかなか丁度良い距離です。

片道2時間弱バイクを楽しんで、目的地でウニャウニャして、ご飯食べて、夕飯までには余裕を持って帰ってこれます。

車で行ってもいいんですが、あえてクロスカブで行くことにしました

 

12:30キックオフですが、余裕を持って9時半前には出発。

車であれば高速道路を使ってしまうところですが、そこは110ccのクロスカブ。高速には乗れないので下道で富山を目指します。

スマホナビをセットして走ったのが国道359号。通称サンゴク

この後何度もクロスカブで走ることになるお気に入りの快走路です。

片側一車線なので前に大型トラックがいたりするとストレスなのが玉に瑕。

 

道中でクロスカブの走行距離が100kmを超えました。

さすがにギアチェンジはスムーズになってきましたが、まだまだスピードを出すのには怖さがあります。

 

バイクの天敵 グルービング工法

石川-富山の県境のトンネル(内山峠スノーシェルター)を抜けたところで、初めてアレに遭遇しました。

 

バイクの天敵、グルービング工法です。

坂になっているカーブなどで見られるアレ。

グルービング工法(グルービングこうほう)は、道路の路面に溝を刻む工法。

(中略)

この工法は主にカーブや凍結しやすい橋の上・山間部などにおいて、降雨・降雪時に溝の排水作用によってハイドロプレーニング現象の発生予防や凍結防止の目的で進行方向に対し平行に溝を刻むものである。また、この溝にタイヤが食い込む事でグリップ力が増加し、カーブでの横方向へのタイヤの滑りを抑える効果もある

Wikipedia

多数派の四輪にとってはメリット大きいものです(たぶん)

が、少数派の二輪にとっては迷惑この上ありません

一方で、二輪ではタイヤの接地面積が溝の幅だけ減るため滑りやすくなる[2]、またはタイヤが溝にはまってふらつきが発生することがある[3]。道路管理者が行う対策として注意喚起や溝の位置の調整が行われているものの、二輪の運転者はスピードを抑制して走行することが望ましい[4]

Wikipedia

そんな恐怖のグルービングを初体験する羽目になりました。

クロスカブの細いタイヤで溝エリアに入った途端に思いっきりふらつきました

しかもスピードが出る下り坂のカーブ。

からす
クロスカブに乗って、初めて恐怖を感じました。

 

カブの細いタイヤでは溝の影響をモロに受けます

これで下り坂のカーブに入ったときなんか悲惨です。

クロスカブに5年乗っていてもついに慣れることはなく、毎回スピードをがっつり落としてハンドルを握りしめながら凌いでいました。

(ADV150ではだいぶ軽減されたので、タイヤの太さが影響大と思われます)

 

グルービング工法の区間を抜けるまで、せいぜい1~2分だったと思いますが、いやーな汗をかきました。

人生で恐怖を感じる瞬間ってそんなにありませんよね。

 

しかしながら、それ以外は特にトラブルもなく、途中適当に休憩をはさみながら11時過ぎにはスタジアムへ到着です。

片道60kmは特に問題なく行けるようです。

 

J2・J3入替戦 金沢vs栃木

2012年に転職でまったく地縁の無い金沢に引っ越したのですが、2015年にツエーゲン金沢がJ2へ昇格したのを機に、スタジアムに足を運び観戦するようになりました。

ツエーゲン金沢にとってJ2初陣となる2015年シーズンは、ホーム開幕戦で東京ヴェルディを3-0で破りJ2の厳しさを叩き込むなど健闘しましたが、翌2016年シーズンは苦戦が続き最終順位は21位。

J2・J3との入替戦に回ることになりました。

 

対戦相手はJ3リーグ2位の栃木SCです。

入替戦はホーム&アウェー方式で行われ、アウェーの第1戦は1-0で金沢が勝利

有利な状況での第2戦となりました。

上述のとおり、ホームスタジアムの西部緑地公園陸上競技場が工事中であったため、富山での開催となりました。

 

試合内容としては序盤に先制点を奪った金沢が終始優位に試合を進め、2-0で勝利

無事残留を決め、2022年現在もJ2での戦いを続けられています。

 

その後も、2021年3月に転勤で金沢を離れるまで、何度も西部緑地公園競技場に足を運びました。

娘が4歳になった頃からは、娘も連れて行くようになりました。

勝ち試合はなかなか少なかったのですが、ずっと楽しませてもらいました。

 

からす
娘曰く、「なんで私が観に行くと引き分けばかりなの?」だそうです。

 

なお、この入替戦があったので、栃木SCに対しても何となく親近感があり、その後J2に復帰して戦えるようになったことを嬉しく感じています。

 

終わりに

やってみると意外とできるもの、というのが実際の感覚です。

行く前はカブで往復120kmとか無謀じゃないかと思っていましたが、なんてことはありませんでした。

ここでちょっと自信がついて、いろんなところに行ってみようと強く思い始めたと思います。

 

からす
グルービングには今でもビビってますけどね!

 

 

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