バイクに乗るにはそれ相応の装備が必要なので、納車までに準備しておきましょう。
とは言え、実際に何が必要でどう選んだらいいか悩んでいる人もいるかと思います。
必要なものは何か、どうやって選んでいけばいいのかというポイントを解説していきます。
バイク装備の考え方
バイク装備を用意するにあたって考えるポイントは大きく3つあります。
- 安全性
- 快適性
- かっこよさ
安全性については言わずもがなですね。
バイクは事故にあった際の危険が非常に大きいので、身体を保護しておく必要があります。
ヘルメットは当然ながら、プロテクターも身に付けておきたいところです。
快適性はいろいろな観点がありますが、乗っていて楽、あるいは疲れにくいといったことが重要です。
軽量さ、防風性、防水性、透湿性、等々。
かっこよさ。せっかくバイクに乗るならかっこよく乗りたいですよね。
バイクに合わせていろんなスタイルがあります。

上記3つの要素をすべて満たせると最高なんですが、実際にはあちらを立てればこちらが立たず、トレードオフの関係になりがちです。
何を優先するのか、自分の中で基準を考えておきましょう。
最低限必要なものとあるといいもの
バイク用品は基本的に高価です。すべてバイク専用品をそろえていくとけっこうなお金がかかります。
免許取得にも、バイク購入にも、それから保険にもお金がかかっているので、どこにお金をかけるのかをよく考えましょう。
以下観点で分けてみると考えやすくなります。
- 最低限必要なもの=安全性を確保するためのもの
- あるといいもの=快適にバイクに乗るためのもの
最低限必要なものは最初に用意しましょう。あるといいものは徐々に買い足していけばよいのです。

ヘルメット → グローブ → 膝プロテクター → シューズ → その他
バイク用品は高いけどやっぱり快適
バイク用品は基本的に高価です(2回目)。なぜなら生産量が少ないから。
ただ、その分各メーカは少ないユーザを満足すべく気合を入れているので、機能性は高いものが多くなっています(見た目はアレなものも多いですけど)
バイク用品メーカのものを用意することで安全性と快適性をある程度両立が可能です。
初心者はまずはコミネですねー。
実際に必要かどうかという基準の1つは高速道路に乗るかどうかです。
街乗りや下道オンリーなら下記の代用品でも十分ですが、高速だと危険性も高まりますが、風の圧も強烈ですし、好きなタイミングで休めないので快適性も重要です。
代用品を活用して節約
バイク用品は高価なので(3回目)、代用品を適宜交えることで費用を抑えることができます。
手持ちの衣類や靴で使えるものがあるか探してみましょう。
無ければ、ワークマンへ行ってみましょう。
他、アウトドアや登山用のウェアも優秀です。ただ、こちらはそこそこの値段になってきます。個人的にはモンベルが好き。
ただし、あくまで代用品であり、バイクウェアという観点ではバイク専用品には劣るということは意識しておきましょう。特に安全性。
ヘルメット
何はともあれ、ヘルメットは必要です。
国産のフルフェイスかジェットで、予算内でしっくりくるものを選びましょう。半キャップは安全性の観点からNGです。
ARAIとSHOEIがベストでしょうが、いかんせん値が張ります。
お手頃なメーカーを紹介しておきます。

Y'S GEAR (YAMAHA)

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グローブ
素手でバイクに乗るのもワイルド感が出て良いかもしれませんが、普通はグローブをします。
ナックルバイザーやハンドルカバーをつけていないと風が直撃し手が冷えるので、冬は防寒性に優れたものを選びましょう。夏はメッシュ素材のものを使うと風が抜けて快適です。
グローブは手に合うかどうかが大事なので、必ずしも高価なものが良いわけではありません。
バイク専用品は手の甲にプロテクターが入っていたりしますが、操作がしにくい場合もあります。

ショップで納得がいくまで試着しまくりましょう。ただ、実際に購入してバイクに乗ってみないとホントに合っているのかわからないのが難しいところなんですよね。
わたしはクロスカブに乗っていたときはだいたいワークマンのグローブでした。合わなかったらすぐ買い換え。
結局一番長く使っていたのは790円とかだったと思います。
なお、冬はハンドルカバーを使用していたので防寒性はあまり気にしていませんでした。
ジャケット
バイク専用ジャケット(プロテクター内蔵)を購入するのは最後でいいと思います。なぜなら高いから。
とりあえずワークマンとかアウトドアブランドの防風性のあるジャケットでOKです。
インナープロテクターを付けられるようにワンサイズ大きめにしておきましょう。
1つだけポイントを言うとすれば、袖口を絞れるタイプのものにしましょう。
袖口から風が入ってくると寒いですし、背中がぼわっと膨れてみっともありません。
ただ、夏だけはバイク用のメッシュジャケットを着用することをオススメします。快適さと安全性を両立できるのはこれしかありません。

パンツ
下半身は、プロテクターを内蔵するか外付けするかをまず考えましょう。
プロテクター内蔵のパンツはプロテクターがずれることがまず無いため安全性が高いのがメリットですが、バイクから降りてもプロテクターを外せず歩きにくいのがデメリットです。
また、種類がそこまで多くないので、自分の身体に合うものがなかなか見つからないかもしれません。
プロテクターを外付けする場合は、簡単に着脱できるのでバイクを降りた後に動きやすいのがメリットですが、安全性は劣ります。
また、プロテクター着用が丸見えなのを嫌がる人もいるかもしれません。
後者の場合は、ジーンズ等、摩擦に強い素材のものを選びましょう。事故った際のケガを少しでも抑えるためです。
バイクにまたがった姿勢のことを考え、裾は長めにしておきましょう。

シューズ・ブーツ
バイク用ブーツでもスニーカーでも最初は何でもいいですが、必ず足首を覆えるものにしましょう。
転倒して足を挟んだ時に足首がむき出しだとヤバいです。
あと、靴紐のタイプは走行中にゆるんだり、紐がどこかにからまったりする危険性が怖いのでできれば避けたいところです。

プロテクター
安全面を考えるとプロテクターは必須です。教習所で付けていたのでダサいなーとか思うかもしれませんが、わたしは格好より身体の方が大事です。
膝プロテクター:絶対必須。付けていたお陰で転倒した際に膝が無事だったもの。外付けする人にはあまり目立たないタイプのものもあります。
上半身プロテクター: プロテクターを内蔵したバイク用ジャケットを着用した方が良いです。胸部、背中、肩、肘とまとめてカバーできます。
外付けはそろえるのも着脱もめんどくさいです。
バイク事故の死因は1位が頭部、2位が胸部の損傷ということなので、最低でも胸部プロテクターは身に付けましょう。
バイク用ジャケットを着用しないのであれば、インナープロテクターがオススメです。
プロテクターは入れ替えて使う
バイク用ジャケットを着用すると、重さや動きにくさに辟易することがあると思います。
逆に内蔵されているプロテクターがあまりにしょぼいことも。
見た目は気に入ったんだけどちょっとこれではなあ、というときにはプロテクターの入れ替えを考えてみましょう。
重い、動きにくいジャケットは、ハードタイプのプロテクターを内蔵していることがほとんどです(特にコミネ)
ハードタイプのプロテクターは安全性は高くコストも安いのですが、快適性に劣ります。
これをソフトタイプのものに入れ替えるだけで着心地が大きく変わる場合があります。
安全性も、CEレベル2のものであれば十分と言えます。
わたしが試行錯誤の結果、実際に使っているものを載せておきますので、ご参考に。

肘用
肩用
まとめ
バイクに乗るにあたって必要な装備をざっとまとめましたが、思ったよりいろいろあるなといった感じがしますね。
最初から全部そろえる必要はありません。どうせ乗っているうちに新しいものが欲しくなるんです。
まずは最小限のところからスタートして、自分のスタイルを見つけていきましょう。
それもまたバイクの楽しみの1つですよ!
バイク用品の買い方
最後に、バイク用品の買い方を書いておきます。

残念ながらバイク用品店は割高で、ポイント還元率も低いのが実情です。
こんな感じで買いましょう。
- バイク用品店で実物をチェックする(試着、サイズ感、細部の作り、カラー等)
- スマホをこっそり取り出し現品と値札の写真を撮る
- 帰宅してからAmazon、Yahooショッピング、楽天市場を比較して最安のところで購入する
バイク用品は高価なので、購入する際は慎重に行きたいですね。
ネットショッピングは、わたしは結局Amazonを一番使っています。プライム会員になるとサービス含めた総合点でナンバーワンです。
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