2-4-2:せっかくバイクに乗っているんだからダムを巡ってみよう

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男ならダムは好きですよね。だからバイクでダムを目指しますよね。ダムツーしますよね。

 

そんなダムツー、すなわちダムへのツーリングについて紹介します。

からす
この記事を読み終わった頃には、あなたは早速目指すうべきダムを探し始めることでしょう。

 

ダムツーとは

ダムツーリング、略してダムツーです。

その名の通り、ダムに行くツーリングです。

もっとも、全日本ダムツーリング協会が管理しているものでもないですし、厳密な定義があるわけでもありません。

 

なお、ダムツーでGoogle検索しても9,120件しかヒットしない辺り、ツーリングの中でもマイナーな部類かと思われます。

 

Google検索結果(2022年4月現在)

ダムツー:9,120件

ラーツー:119,000件

キャンツー:435,000件

釣りツー:24,100,000件

ぼっちツー:4,610,000件

 

 

わたしがこれまでダムツーで訪問したダムを以下にまとめてみました。

金沢発なので、北陸三県がほとんどです。

からす
こうやって見るとけっこう行ったもんだなあ。

 

ダムツーがオススメな理由

早速、ダムツーがオススメな理由を見ていきましょう。

ダムは美しい

ダム!それはそびえ立つ男のシンボル!

男は馬鹿なので、何歳になってもでかいもの、速いもの、強いものが大好きです。

で、ダムってでかいじゃないですか。つまりそういうことです。

 

からす
ちなみに女は意地悪です。

 

巨大な人口建築物って興奮しますよね。

中でもダムはスケールが違います。

間近で見ると、こんなものを人間が作ったのかと圧倒されます。

治水、利水、発電といった公共の目的のために、地形を最大限利用して建造されたその姿は、確かに美しいのです。

運良く水吐きの瞬間に出会えたら大興奮間違いなしです。

 

また、ダムと名が付いているものの小規模な堤レベルのものあります。

だいたいがロックフィルダムですね。

こうした小さいかわいいダムもそれはそれで乙なものです。

 

 

ダム周辺の道は気持ちいい

ダムは基本的に人里離れた山の中にあります。

平野から上がっていくと、自然と川に沿って進むことになります。

なので、ダムへ通じる道は以下のようなわたし好みの特徴を備えているわけです。

  • 自然がいっぱい
  • ウネウネしている
  • たまに見晴らしがいい
  • 車どおりが少ない

 

また、ダムはいわゆるダム湖を形成し、ダム湖周辺も快走路になっていることがあります。

中にはダムの堰堤の上を走れるところもあり、なかなか貴重な経験ができます。

 

せっかくバイクに乗っているのだから、気持ちのいい道を走りたいものです。

ダムへ向かう道やダム周辺の道路は、行こうと思わなければ行かないような道が大半です。

中にはすっかり観光地化してしまったダムもありますが、ダムの周辺にはバイクにとって良い道が多くあります。

 

からす
キモチイイ道、探してみませんか?

 

ダム湖は気持ちいい

ダムによって形成された湖、ダム湖は美しいものです。

おだやかな水面の向こうには山並みが見え、自然と人工が絶妙に調和した風景を見せてくれます。

湖面を渡る風に吹かれると、自分がかっこいいような気がしてきます。

 

非日常感を味わえる

ダム周辺は、ほとんど人がいません。

たまに同じようなモノ好きがいたりしますが、お互い心得たもので不要な干渉はしません。

街を離れ、自然の中、ダムのそばでたたずんでいると、日常を忘れることができます。

 

要するに、こんなことしてる俺ってかっこよくない?という自己満足に浸ることができます。

 

ちなみにラーツースポットとしてもオススメです。公序良俗を守って楽しみましょう。

 

ダムツーの注意点

そんな孤独なダムツーにも注意点があります。

 

ダムは公共施設

ダムは公共施設であり、管理者がいます。

立入禁止エリアには入らないのは当然のこと、環境を汚さないようにしましょう。

バイクの爆音も迷惑になる場合があります。

 

携帯の電波が入らないことがある

山奥のダムだと、携帯の電波が入らないことがあります。

ダム周辺で何かやろうと企んでいるときは気を付けましょう。

路面状況に注意

ダム周辺の道路は交通量が少ないため、手入れが行き届いていないことが多くあります。

落石は当たり前。ガードレールやカーブミラーの破損も日常茶飯事。

冬になると路面凍結の危険も。そもそも道路が通行止めになる場合もあります。

気持ちの良い道かもしれませんが、いつも以上に安全運転です。

 

危険ドライバーに注意

矢作ダムとか特定のダムですが、ダム湖周辺の道路をサーキットと勘違いしたキ○ガイドライバーが稀にいます。

決して近寄らないようにしましょう。

 

ダムツーの目的地の探し方

毎度おなじみ、ツーリングマップルを開きます。

自宅から山間部へ目をやり、ダムを探します。

意外とダムって多くあることに気が付くと思います。

 

その中から適当にピックアップして、Google Mapsで検索してみましょう。

(最初から「ダム」でGoogle Maps検索してもよいです)

 

そして、そのダムまで至るウネウネ道を確認し、ストリートビューで雰囲気を見てみます。

だいたいが、緑あふれる1車線道路ではないかと思います。

その道を走る自分と愛車の姿を妄想し、楽しそうと思ったら決定です。

 

想い出のダムツー in 北陸

最後に、わたしの想い出に残るダムツーベスト3です。

ダムツーリング目線なので、ダム自体より道路に重点を置いています。

 

刀利ダム(富山県)

刀利ダム

秘境度★★★★

周辺道路★★★★

ダム魅力★★★

富山県西部、石川県との県境付近にあるドーム型アーチ式ダムです。

奥まった山の中にあり、ダム周辺はほとんど人気がありません。

ダム周辺と、ダム湖畔の親水公園にはベンチもあり、ラーツーにもオススメのスポットです。

天端は自動車・バイク通行可です。

堤高101メートルはなかなかの迫力。

このダムへのアプローチは、富山県道10号線で北から侵入するのが通常ですが、実は西のルートが最高です。

富山県道10号線~石川県道10号線とつながっています。

ここが自然にあふれ、走りやすく、本当に気持ちの良い道になっています。

唯一の難点は冬季閉鎖となること。

夏になったら是非走ってみましょう。

石川県側に抜けると湯涌温泉があるのもポイント高いですね。

 

からす
ここは初のダムツースポットなので非常に思い入れがあります。

 

有峰ダム(富山県)

有峰ダム

秘境度★★★

周辺道路★★★

ダム魅力★★★★★

富山県東部、常願寺川上流に位置する重力式コンクリートダムです。

このダムに行くには、有峰有料林道を通る必要があります。

道幅が狭くなっている箇所や見通しの悪いカーブが連続しており、車ではあまり走りたくはないですが、バイクにとっては気持ちいいの一言です。

山奥ですが、有料のため比較的きれいに整備されているのもポイントです。

雪深い立地から、通行できる期間が6月上旬から11月上旬までに限られます。

ちなみに有峰有料林道を通っている最中に、野生のクマを目撃しました。

カーブを曲がった先に黒い毛の塊があり、何事かと思ったら小熊でした。

驚いて逃げて行ってくれたからよかったものの、ちょっとドキッとしました。

 

立地の割に人が多く、若干観光地化している感じはありますが、ダム・ダム湖の雄大さはなかなかのものです。

なお、このまま林道を抜けると岐阜の神岡の辺りに出ます。

金沢からだと300kmほどの旅程となります。

 

からす
クロスカブで8時間かけて下道で走り切ったのはいい最高でした。あと、クマ。

 

九頭竜ダム(福井県)

九頭竜ダム

秘境度★

周辺道路★★★★★

ダム魅力★★

福井県大野市にあるロックフィルダムです。

国道158号線を走っていればたどり着くことができます。

ここはダム自体は正直大したことはありませんが(人がいて写真も撮らせてもらえなかった)、ダム湖である九頭竜湖が素晴らしいです。

北岸の国道も悪くない(ライダー多め)のですが、九頭竜湖の真骨頂は箱ケ瀬橋(夢のかけ橋)を渡った南岸にある県道230号大谷秋生大野線です。

この険道がめちゃめちゃ気持ちいいんです!

 

自然の中を抜けますが、全面アスファルト舗装されており走りにくい感じはありません。

こんなかわいいサイズのトンネルもバイクなら余裕ですね。

 

車がほとんど通らないので好きに写真を撮ることができます。

麻那姫湖、真名川ダムを経由して大野市街に出るまで90kmほどあります。

からす
ガソリンの残量には気をつけて挑みましょう。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

ダム自体に興味は無くとも、ダム周辺にはいい道が揃っているんです。

からす
いい道を走るついでに、ダムを巡ってみませんか?

 

 

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