危機感を持て!パナソニックの週休3日発表から考える、サラリーマンに求められる変化

週休3日発表のニュース

2022年1月6日、パナソニックが「週休3日」を導入する旨を発表しニュースとなった。

一部引用する。赤字は筆者による。

パナソニックの楠見雄規社長は6日、希望する従業員が「週休3日」で働けたり、転勤せずに自宅で勤務できたりする選択制度を導入する方針を明らかにした。

(中略)

週休3日制の導入で、従業員が副業や自己学習に取り組む時間を増やし、意欲や能力を高めてもらうのが狙いだ。

このニュースから読み取れるのは、会社はもう社員の一生を面倒を見ることはできない一生を会社に頼るな、ということだ。

社員すなわちサラリーマンに対して、変われ、できなければクビだと言っているの等しい。

 

ネットの反応

このニュースに対して、ネット民はどう反応したか。

Yahooニュースコメント欄やTwitter等のSNSを見ると、タイトルしか読んでいないような脊髄反射的な反応、そして大企業に対するルサンチマンに染まった非難でほぼ埋まっていたように思う。

  • 人件費削減が目的だろう
  • 実質的な給料削減であり社員は困る
  • どうせ誰かが残業してカバーする羽目になる
  • 儲かっている大企業がかっこつけてるだけ

仮にこれらの発言がサラリーマンによるものだとすると、この程度にしか考えられないようではこの先生き残っていくことは不可能であろう。

危機感を持って頂きたい。

 

週休3日の意味するところ

パナソニックの狙いは記事に記載されている。

「従業員が副業や自己学習に取り組む時間を増やし、意欲や能力を高めてもらう」

つまり、1日休みを増やすから、その時間を使って自己投資し、成長しろと言っている。

 

世の中の変化や技術革新の流れはどんどん加速している。

新しい産業が古い産業を駆逐し、業界の統廃合も進み、これまでの知識や経験だけでは通用しなくなる。

企業も変化に対応するために、変わっていかなければならない。パナソニックのような大企業であってもだ。

 

従来の新卒一括採用、年功序列、学歴主義。

新卒で入ってきた社員を企業で育成し定年まで働いてもらう、という日本独自の採用・雇用形態は既に崩壊間近だ。

いや、すでに崩壊しているのかもしれない。

 

企業も勝ち残るためには人材の流動性を高めることが必須となってくるであろう。

新卒・中途採用にこだわらず優秀な人材を破格の待遇と条件で確保し、一方で無能な社員は首を切る。

そうしたグローバルスタンダードな雇用形態がいずれはやってくる。

 

だから、企業はもはや新卒で採用した社員を一生面倒見ることはやめる

 

これから先、企業が社員・サラリーマンに期待するのは、優秀な人材には更に能力を磨いて、その能力を持って企業を渡り歩くこと。

1日増やす休日は、そのための自己投資やコネクションを育てるために使ってくれということ。

それができないなら、その程度の扱いしかしないということ。

 

このように受け止めることができないと、サラリーマンは生き残れない。

○○大学卒業なんてキャリアはいずれ無意味となる。

大学までに学んだ知識だけで、卒業後にスキルを磨いていない人材など評価されなくなる。

 

学歴より、何ができるか。

 

企業からすると、学歴など関係無く、高度な技能(特にIT)を持ち、時代に応じて変化・成長できる人材こそが求められる。

翻って労働者の立場から見れば、AIに取って代わられるような単純労働ではなく、人間にしかできない仕事がある場所を獲得するために常に自分を磨いていかなければならない。

 

だからこそ週休3日を認める。

副業についても同様の考えから認める企業がどんどん拡大していくだろう。

 

そんな時代になるための働き方改革であり、パナソニックの発表はその一端に過ぎない。

これで呑気に休みが多くなって良かったとか、上段のように怨嗟の声を吐いているだけのような人達はふるい落とされてしまう。

 

そうこうしているうちに、取り返しがつかないほどに格差が広まるのではないか。

このニュースをきっかけに、サラリーマンの方には危機感を持って、自身の働き方や休日の使い方を見つめ直してもらいたいと願う。

-コラム