酒は人間をダメにするものではないのです。人間は駄目なものだというのを確認させるために、酒は存在しております。
~七代目立川談志~
部下との飲み会は不可避
サラリーマンを10年くらいやっていると部下がついたりします。
更に10年くらいやっていると部下がそれなりの人数になったりします。
そしてその部下たちと共に飲み会があったりします。
そこで問います。
アラフォーのおじさま方、部下との飲み会の作法わかってますか?
※ここで言う飲み会は、自分が参加メンバの中で一番エライ飲み会のことです。
理解しておくべきこと
まず、一番大事なことを理解しておきましょう。
- 飲み会において、上司は邪魔である
いや自分は部下に好かれているし、飲みに誘ったら喜んでついてくるよなんて思っているアナタ。
勘違いもいいところです。
この前提に立った上で、飲み会に参加すべきです。でないと本当に部下に嫌われますよ。
絶対にやってはいけないこと
高田純次さんが「歳とってやっちゃいけないこと」としてあげている以下3つ。
ウザ過ぎるので絶対にやめましょう。
- 説教
- 昔話
- 自慢話
まあこの辺はいっぱしの社会人なら常識ですから、今時やっている人はいませんよね。
部下が上司に期待していること
では飲み会に参加している部下は、上司に何を期待しているのでしょうか?
答えはこれです。
- お金を出して欲しい
- 早く帰って欲しい
え?薄情?寂しい?
当たり前ですよ。お友達じゃないんだから。
さて、ビジネス上の付き合いである以上、上司は部下の期待に応えなければなりません。
上記を踏まえた、上司のあるべき振る舞いです。
- 金を置いて、先に帰る
簡単ですね。
先に帰るための作法
とは言え、中にはできた部下も稀にいるので、先に帰る上司に気を遣ったりします。
部下に気を遣わせるようでは上司失格です。
そこで、先に帰る際には以下3点を考慮しましょう。
- 帰るタイミング
- 置いていく金額
- 帰る理由
帰るタイミングはだいたい1時間を目安にしましょう。
早過ぎては部下に気を遣わせますし、遅すぎるとウザさが増します。
置いていく金額はキリ良く1万円にしましょう。
飲み放題で1人5000円だからとか、みみっちいことをやってはいけません。
帰る理由、ここがセンスの見せどころです。
例えば妻が○○でとか、急にお客さんに呼び出されたとか、他人をダシに使ってしまっては部下に気を遣わせてしまいますし、上司の威厳が保てません。
なので、理由は自分に起因するもの、要するに極めて個人的なものがベターです。
決め台詞はこれだ!
飲み会が始まって1時間ほどが経過しました。
みんないい感じに盛り上がって仕事の愚痴を吐いたり、噂話で盛り上がったりしています。
アラフォーのおじさんは既に満腹でほろ酔い気分です。
頃合いです。お邪魔虫は消えて、あとは若い者で盛り上がってもらいましょう。

そして1万円を置いて颯爽と帰ります。
見送りに出ようとする健気な部下がいるかもしれませんが、軽く制止しておきましょう。
その後、本当に筋トレするもよし、別の店に行くもよし、早く帰って妻の顔を見るのもよし、自由です。
自分だけの充実した夜を満喫しましょう。
翌朝の振る舞い
翌朝、きっと部下たちは上司であるあなたの席に来て「昨日はありがとうございました」とお金を出してくれたことと早く帰ってくれたことに対する心からのお礼を述べてくれることでしょう。
そこで「おう、昨日は早く帰ってスマンカッタ」とか適当に合わせておきましょう。
これでまたお互い気持ちよく仕事ができますね!
え?それじゃコミュニケーションが取れない?
何言ってんですか。昼間に取ればいいでしょ。
だから会社の飲み会なんていらないんですよ。
※このコラムは新型コロナ第六波の最中に執筆しました。